館長語録vol.55

3つの隙

本日の稽古は出ばな技を中心に行いました。

 

出ばな技の稽古をする中で館長から「3つの隙」について指導がありました。

 

剣道には

「構えの隙」「心の隙」「動作の隙」

の3つの隙があると言われています。

 

「構えの隙」は剣先が開いたり、下がったりするなど構えが中心から外れた状態等に現れる隙です。

 

「心の隙」は心の油断や剣道の四戒である「恐懼疑惑」が起こると生じる隙です。

 

そして「動作の隙」は主に打突時に生じる隙です。

 

この中で「構えの隙」と「心の隙」は剣道の修行をする事で防ぐことが出来る隙です。

 

しかし「動作の隙」については、打突をするためには僅かながらでも動作をしないと打突まで繋がらないため、そこに隙が生じてしまいます。

 

この「動作の隙」は剣道をしていく上では絶対に無くすことはできません。

 

まさに出ばな技がこの「動作の隙」を捉えて打突する技です。

 

相手を引き出し、「動作の隙」を作りだし、出ばなを捉えることで打突出来るのです。

 

今後も「3つの隙」を念頭に、そこに打突の機会が現れる事を意識して稽古していきましょう。

 

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