管理人稽古日誌6

稽古日誌と言っても、今回は昇段審査について書いてみます。

 

管理人にとって、七段は初挑戦の審査会でした。

 

審査を受審するにあたり、まず意識したのが、館長から常々話される、「品位風格」「我、上位なり」です。

五段までは今までの経験と貯金で何とか出来てましたが、六段からは高段者として、さらに上の事が求められました。

この言葉は頭では理解することは出来ますが、実践する事は本当に大変です。

一生をかけて培っていくべき課題なんでしょうね。

 

次に意識したのが、「打ちたい」「打たれたくない」という気持ちをなくす。

欲が出ては、本来の自分の立会いは出来ないと思いました。

この気持ちを審査の中でなくす事ができれば、迷いがなく、思い切った打突に繋がり、また打つべき機会を捉えて打突できるはずです。


今までの稽古で意識してきた事を挙げればきりがありませんが、今回、実際審査会上で立ち会った時の事ですが、不思議と緊張感が全くなく、どの場面でも冷静でお相手の剣道がよく見える自分がいました。

あとで振り返って考えてみたのですが、やはり稽古を嘘をつかないという事です。


館長をはじめ、道場の先生方と生徒たち。

出稽古でお世話になった先生方。

七段審査までの修行期間で色々な事を学ぶことが出来ました。

それが自然と自分に自信を与え、心に余裕を持たせてくれたのかと思います。

 

次からは10年後を見据えての稽古が始まります。

まだまだ伸びしろはあるはずです。

そこに剣道の魅力があるんですね。

ただ暫くはこの喜びの余韻に浸らせてください。

 

PS

この審査で素敵な出会いがありました。

それは、6年前の六段審査で実技で合格し、日本剣道形審査に進んだ時に会場でお会いした東北地方から受審された先生です。

お互いに形審査を終え、「6年後、東京七段審査会で再開しましょう。」と連絡先など一切交わさずに別れました。

そして昨日、本当に東京会場で再会を果たすことが出来ました。

さらに驚くべきことが、その先生は仕事の都合で4年ほど前から横須賀にお住いになっていました。

再開を嬉しく思うとともにこの4年を悔いてしまいました。

剣道は人と人との繋がりも生んでくれるとまた好きになってしまいました。

 

PPS

七段審査会の様子を撮影してきたので、参考にみてください。

そして残念ながら管理人の立会いについては、まさかの撮影にトラブルがあり、皆さんに披露する事が叶いませんでした。

第一会場 103組ー109組

第三会場 366組ー369組

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コメント: 1
  • #1

    玉三郎 (金曜日, 27 11月 2015 10:10)

    この度の御昇段を心よりお祝い申し上げます。
    「無心」、まさに欲を捨て切った勝利ではありませんか、
    それと「交剣知愛」、よき友との出会い素敵ですね、
    これからも、よりいっそうのご精進を期待しております。