館長語録vol.48

物語を作る

暑中稽古は3日目を迎えました。


この中での稽古は見ているだけでも暑くなってきます。


陽武館は徐々にですが、以前の様な稽古へ戻しつつあります。


指導稽古では審査を想定して、1分半、2分など、それぞれの審査会に合わせた稽古をします。


そして稽古を通じて時間を身体に覚えさせて審査に備えます。


稽古後、館長が昇段審査を控える先生を捕まえて、伝えていた一言を盗み聞きしました。


審査での立会いでは予め与えられた時間内で物語を作りなさいという事でした。


物語は初太刀から始まり、次は相手がこう来たらこうして、最後はこう〆る。


といった様に物語に起承転結があるように立会いもそれぞれの時間内で物語を組み立て、相手を使ってやる事を意識するそうです。


そのためには普段の稽古からどのように攻めれば相手を上手く使えるか勉強しなくてはなりません。


いい物語が描ければ、必然的に目標にも近づけるのではないでしょうか。

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